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身体と栄養、食事と病気の関係について学んでいただき、患者さまご自身の食習慣の見直しをご本人(時にはご家族も含め)と管理栄養士が一緒に考え、改善に向けた解決策を発見できるように進めています。ご相談ならびに栄養指導の内容は医師にフィードバックされて、その後の診療に反映されます。
このような方々の不安や悩みを少しでも解消すべく、当院の管理栄養士が食事療法の正しい知識を身につけていただくお手伝いをいたします。無理なく継続できる食事療法を行うために、いちど栄養相談を受けてみませんか?
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①医師が患者さまご本人を診察させていただき病状を確認いたします。
②診察後、受付でご予約をお取りします
※栄養相談は定期診察の同日に受けていただくことも可能です。
30~1時間程度です。(状況に応じて時間調整いたします。)
患者さまの状況に合わせて、月1回の継続をおすすめしております。
医師の指示のもと、管理栄養士が食事療法の内容を考え、栄養相談を承ります。
外来栄養食事指導料として保険点数で定められた料金をいただきます。
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エネルギー摂取量=①標準体重×②身体活動量
①標準体重=身長(m)×身長(m)×22
②標準体重1kgあたりの身体活動量の目安
バランスというのは炭水化物、たんぱく質、脂質の比率のことです。栄養素別にみて総エネルギー量(カロリー)の50~60%を炭水化物、たんぱく質は20%までとして、脂質は25%以下とするのが目安です。また、もし25%を超える場合には飽和脂肪酸を減じるなど脂肪酸組成に配慮が必要です。
以前はカロリー(食べ物が持っている熱量)を主軸として、カロリーコントロール食(いわゆるカロリー制限食)が一般的でした。1単位=80kcalというものさしを使用し、「食品交換表」というテキストを用いてバランスよく食べることが重要とされていました。もちろん、いろんなものをバランスよく食べることはとても大切です。 ただ、それが血糖値を良くすることにつながっているかどうかは、個々の身体の状況によって変わっていきます。
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脂質が多い食品を多くとると、脂質異常症となり動脈硬化が進行するおそれがあります。特にコレステロールや飽和脂肪酸が多い食品は控えめにしましょう。また、食塩の量が多いと、高血圧の原因となり腎症や網膜症をはじめとした合併症が進行するおそれがあります。味付けは薄くして、食塩の量を減らすようにしましょう。理想的な食塩量は、1日に男性は7.5g、女性は6.5g未満ですが、高血圧を合併する患者さんでは6g未満にすることを心がけましょう。
外食は、一般的に『総エネルギー量が高い』、『塩分・糖分が多い』、『野菜・ミネラルが不足しがち』となる傾向があります。エネルギー量や栄養成分について確認することが難しいため、普段の量より多ければ残すことや、丼物といった単品メニューではなく、品数が多い定食メニューを選ぶなどの工夫をしましょう。外食のエネルギー量や栄養素のバランスを見分けられるように、日頃から食品の量をはかる習慣をつけておくのもよいでしょう。
朝・昼・晩と規則正しく食べて、間食は避けます。1日1、2回にまとめて食べたりすると、膵臓に大きな負担をかけて、糖尿病が悪化してしまいます。仕事などで規則的な食事ができない場合などは、1日の総エネルギー量から決められた分を間食としてとるといった工夫をします。
野菜、海藻、きのこなど食物繊維を多く含むものは、食物の消化吸収をゆっくりにして、血糖値の急激な上昇をおさえます。さらに空腹感をおさえる効果もあるため、積極的にとるようにしましょう。食物繊維は1日20g以上を目標にとるとよいでしょう。
食事をしてから満腹感が得られるまでには、ある程度の時間がかかります。ゆっくりとよく噛んで食事をすることで、必要以上に食べることを防ぐことができます。
小型(500円玉サイズ)のセンサーを上腕の後ろ側に装着します。
センサーをスキャンすることで簡単に測定できます。衣服の上からもスキャンできます。
現在のグルコース値と8時間の履歴、血糖変動の傾向を示す矢印が表示されます。
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人間は皆、今日口にしたもので将来の自分の身体を作り上げています。食べたもので血糖値が高くなったり、体重が増えたり…結局、毎日の食事で“何を”、“どのように”食べるかは、あなた次第。食べることで「何を目指すのか?」、「どんな身体になりたいのか?」私たちと一緒に考えてみませんか?
「思うようにならない」「好きなものを食べたい」と思っているのは、あなただけではありません。でも、目標を決めるのは、誰でもない「あなた」でもあるのです。
お気軽にご相談ください。