フットケア外来

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私たちのフットケア外来は、患者様一人ひとりに寄り添い、
足病変の予防と健康な足を維持するためのサポートを提供しています。

【完全予約制】毎週火曜日:9時~13時

糖尿病患者のためのフットケア

足の専門的ケアとサポート

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当クリニックでは、糖尿病患者の方に発生しやすい合併症の一つである「糖尿病性足病変」に対し、指導とケアを行っています。足のトラブルを放置すると、重症化し潰瘍や壊疽(えそ)といった状態に進行し、最悪の場合、足の切断に至る可能性があります。

糖尿病患者の足に起こるトラブルとは?

糖尿病の合併症である「糖尿病性足病変」には、以下のようなトラブルが含まれます!

水虫(白癬)
細菌感染
足の変形
タコ・ウオノメ
循環障害
知覚障害

糖尿病性足病変の発症や悪化を防ぐため

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当クリニックのフットケア外来では、医師の指示のもと、患者様の足に合わせた個別ケアを提供しています。足の痛み、知覚や感覚のチェック、反射検査などを行い、足の健康状態を総合的に評価します。また、爪切りやタコ・ウオノメの処置、足全体の清潔保持など、必要に応じて専門的な処置を行います。

なぜフットケアが必要なのか?

糖尿病が長期間持続すると、血行不良による「循環障害」や感染に対する抵抗力の低下、さらに「知覚障害」が発生しやすくなります。日常生活の中で起こる靴擦れや爪切りの際の小さな傷も、糖尿病患者の方にとっては足病変を引き起こす大きなリスクです。そのため、早期の予防と適切なケアがとても重要です。

人間にとって足は第二の心臓と言われてます。

足は「第2の心臓」とも呼ばれるほど、私たちの体にとって重要な役割を果たしています。足のトラブルが重症化し足切断に至ると、生活の質(QOL)の低下だけでなく、生命に影響を与えることもあります。特に糖尿病や透析を受けている方は、胼胝(たこ)、靴擦れ、白癬(はくせん)から潰瘍や壊疽へと進行しやすく、切断のリスクが非常に高まります。 統計によると、糖尿病患者の約4~10%が足病変を経験し、非外傷性の下肢切断の40~70%が糖尿病患者によるものです。さらに、糖尿病と透析を併せ持つ方の足切断リスクは、一般の480倍にもなると言われています。これらのリスクを未然に防ぐため、日常的な足のチェックとケアが欠かせません。

早期発見と早期対応が重要

足に異常が見つかった場合には、速やかに医師の診察が受けられるように手配をいたします。糖尿病性足病変は、早期に対応することで重症化を防ぎ、足を健康に保つことが可能です。

自宅でもできる足のケア方法を指導

私たちは、足病変の予防には日常的なケアが不可欠と考えています。外来でのケアに加えて、自宅での足のお手入れ方法をわかりやすく指導しています。爪の切り方、足の観察の仕方、保湿のタイミングなど、日々のケアを通じてご自身でも足の健康を守れるようサポートいたします。

糖尿病で足を失う主な原因と対策

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フットケアや予防策を適切に実施することで、糖尿病による足の切断の約85%は回避できるとされています。ぜひ、日々のケアを大切にして、足の健康を守りましょう。

#傷や靴擦れ

糖尿病患者の足に最も多いトラブルは「傷」から始まります。特に靴擦れが原因で、知らないうちに傷が大きく深くなることがあります。新しい靴を履き始める際や、いつもより長時間歩いた日は、足をしっかりチェックしましょう。

-- 靴擦れ予防策 --

糖尿病患者の足に最も多いトラブルは「傷」から始まります。特に靴擦れが原因で、知らないうちに傷が大きく深くなることがあります。新しい靴を履き始める際や、いつもより長時間歩いた日は、足をしっかりチェックしましょう。

#低温やけど

40~60℃の温度で長時間足を温めると、通常のやけどよりも深い「低温やけど」が起こりやすくなります。糖尿病の神経障害により痛みや熱さを感じにくいため、気づかないうちに症状が進行することがあります。

-- 低温やけどの予防策 --

#爪切りの間違い

糖尿病患者の足の傷の約55%が足の指に発生しており、その多くは間違った爪切りが原因です。深爪や爪のサイドを切り込むと、巻き爪や皮膚の傷が発生しやすくなります。

-- 爪切りのポイント --

#乾燥の放置

糖尿病患者は皮膚が乾燥しやすく、特に足裏には皮脂腺がないため乾燥が進行しやすいです。乾燥による亀裂やかゆみが発生すると、感染のリスクが高まります。

-- 乾燥予防のケア --

#水虫のリスク

糖尿病患者の約半数が水虫にかかっているとのデータがあります。水虫があると、足に傷ができた際に簡単に菌が入り込み、重症化することがあります。

-- 水虫予防のポイント --

当クリニックではカウンセリング行い症状別に最適なケアを提供します。
痛みがほとんどない方法をおすすめしています。

視力低下や腰痛などでご自分で爪が切れない方もご相談ください。爪の切り方によって、足に影響を及ぼしてしまうことがあります。
巻き爪の原因となったり、爪が伸びすぎると皮膚を傷つけたり、爪の間に汚れや垢が溜まって雑菌が繁殖し、感染につながったりします。適切な爪の切り方をお伝えします。

一般社団法人 日本フットケア研究機構  代表理事 柚之原かおり

料金表

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初診 ¥300(3ヶ月以内) / 再診 ¥100

巻き爪ケア

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B/Sスパンゲ

足の爪の食い込み(巻き爪)や痛みに対して特殊なプラスチック製のスプリング板を爪に装着することで、スプリングの力が爪全体に分散し、本来の正しい爪の形に整えていくドイツで開発されたケア方法です。フレートは4週間に1度のお取替えが理想です。

Hey Switch

特殊な巻き爪改善ジェルを爪に塗るだけでできる革新的な巻き爪ケアジェルシステムです。爪を広げる作用(アンローリング作用)で通常のジェルネイルは内側に向かって食い込んでしまうところ外側に向かって広げてくれます。

足を守るための全身ケア

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足の血流が悪くなると、足の切断リスクが高まります。糖尿病がある場合、動脈硬化や喫煙、高コレステロールもリスクを高める要因となります。日常的なフットケアとともに、全身の健康管理を意識しましょう。

一緒に大切な足を守りましょう

どうかご自身の足に関心を持ち、大切にケアしていきましょう。私たちがそのお手伝いをさせていただきます。

【完全予約制】毎週火曜日:9時~13時